稜線の風のごとく

alpenflora2012-06-02

おとなりの東御市に梅野記念絵画館がる。そこで犬塚勉展がー純粋なる静寂ーというタイトルで開催されている。無名の画家であったがNHKでとりあげられてから話題になった。38歳の若さで谷川岳で遭難死した天夭の画家である。一見写真を思わせるような絵で緻密な線で描かれた緑に感動した。影の描き方がすばらしくどうしたらあのように描けるのか不思議におもったのです。田園風景を描いた作品の前で、ボクのスケッチの作風に似ている、といったら連れはうつろな目で感動のあまりぽかんと口をあけて絵に見入り完全にボクの発言は無視されたのです。この美術館はとてもすばらしいロケーションにあります。浅間山をバックに池が前面にあってコーヒーブレークは最高でした。驚いたことに庭で鴨が遊んでいるのです。正確には草をついばんでの食事なのでしょうか。こんなに近くで見たのは初めてで写真や置物でみる鴨そのものなのです。子供達も大喜びでおっかけまわしていました。かなりの数でしたが人になれているのか逃げないのです。池に出たり入ったりしていい風景でした。この美術館は障害者の方にやさしい施設で車椅子の方も何人かみえていました。常設のほかに種々の展覧会もひらかれていてまた行ってみたい美術館でした。

鴨を追う子等を見守る浅間山

白花エンレイソウ(延齢草)が咲いています。品の良い白い花です。
ずいぶん庭に増えてきました。