ヘーシング

alpenflora2010-08-29

オランダの柔道家にしてIOCの役員、ヘーシングさんがなくなりました。あの東京オリンピックで優勝した時、興奮したオランダコーチ陣がたたみに駆け上がろうとした時静止したシーンはとても感動的でした。柔道のもつ心を理解していたのです。あれから柔道は国際的になって柔道着のカラー化も彼の考案だったそうです。小よく大を制する、といって昔は階級性がなかったのです。ポイントや階級性になってからある意味では面白みがなくなってしまいましたがラクビー、マラソンとならんで私の好きなスポーツなのです。かって作家、三島由紀夫氏が柔道を揶揄してぞうきんダンスといった記憶があります。あの方は剣道に美学を感じていたようです。少年時代、近所に道場があって警視庁師範のI先生に指導をうけました。講道館でも試合をしたことがあるのです。得意わざは背負い投げでした。軽くてこがらだったのに相手が誰でも背負ってしまうので時々つぶされましたがあのきまったときの快感はなんともいえなかったのです。一瞬の集中力、気合、間ののとりかた、柔道からはいろいろなことを学びました。あの頃の猛稽古がとてもなつかしく思いおこされました。ヘーシング氏のご冥福をいのります。

東京からきたららちゃん姉妹はお弁当つくりに夢中です。
子供のパワーは不思議です、体調不良が一気になおりました。