ローバは一日にしてならず。

初夏に向かい庭の花が増えてきました。鹿よけのネットこしに次々とさいてこれからはクレマチスハニーサックルが咲いて玄関先が淡い香りにつつまれます。

過日、町の映画祭がありました。キュルチュール、ド、ながわまち、という文化サークル(家内に説明していたら舌がもつれてしまいました。フランス語で文化というそうです。)が当地に別荘をかまえる社会派映画監督の神山征二郎さんの作品を毎年上映するので楽しみにしているのです。今回は、炎の第五楽章、日本フィルハーモニー物語、でかなり以前の作品でしたがとても感動しました。映画の最後の15分ぐらいはドボルザークの第五楽章(新世界)の演奏シーンでした。

町民センターも満席の盛況で広い町なので各地に町営バスの送迎サービスがあり小さな町の大きな文化を感じました。それにしても圧倒的に女性が多く、それも年配の方が多いのです。ちなみに平均寿命でも女性の方が男性をはるかに上回っているのです。  あ、♫この音楽聞いたことがあるわ、学校の終了時刻に聞こえてくるよね、新世界というのよ、それは大阪の盛り場でしょう、ドボルザークよ、そんなの食べたことないわ、等々、耳が遠いせいか(家も遠い)開始前のマナーモードの放送もなんのその恐いものしらずの女性の珍問答が聞こえてくるのがまたなんともローカルでたのしかったのです。すべての道はローバにつづく、ローバの休日、を過ごした方のはれやかな笑顔はとてもワンダフルでした。(一部誤解を招く表現がありますことをおわびもうしあげます。)

山里に文化のかおりふくいくと。🌸