ひぐらし窯

信州の北、長野市に隣接して小川村がある。近隣の町村が長野市に合併するなかで自立の道を選択した誇り高い村、日本で一番美しい村連合に加入しているアルプスの眺望がすばらしいむら。そこの陶芸作家、北田氏をたずねる。以前我が家にみえたことのある氏は高校教諭を途中で辞して生まれ育った小川村に窯を開設したこよなく小川村を愛する人物。ならの葉や幹を焼きこんだ作品に特徴があり織部焼きも製作する。母屋に隣接した土蔵の2階を改装した展示場にてお気に入りの1点を見つける。焼物に目があるわけではないのですが全然見る目がないわけでもないので、(なにを言っているのかわからないよ)時々気にいった陶器を購入するのです。上半分が織部というコーヒーカップ。これはすごい。自宅に帰ってからコロンビアの豆を挽いていただきました。織部は利休7哲に数えられる茶人にして大名。一万石の小大名ながら茶人として多くの大名たちに影響を与えた人。7哲についてのウンチクは後日。
ここで一句
山紅葉アルプスの雪織部焼