月下美人（サボテン科）、中南米原産。２０年位前に東京のｕさんからいただいた月下美人が咲きました。通常は真夏にさくものですが当地では秋にさきます。冬の管理に気をつけて毎年咲かせています。一番遅いときは１１月に開花したことがあります。夜、８時頃から開いて１０時頃に満開となります。２輪が２日続きでさきましたが静岡のＫさん一行が北八ヶ岳登山でお泊まりになり月下美人をさかなに酒盛り、大にぎわいでした。一年で一晩だけの命なのです。前日はお泊まりがいないので夜中までじっとむきあっていました。せっかく一日だけの晴れ姿なのです。暗闇に一人？
おいておくのはかわいそうです。じっとみていると花びらが一枚づつ開いていくのがわかるのです。なにか語りかけるような、心の奥を見透かされているような不思議な感じになるのです。そうそうはじめて彼女にプロポーズしたときを思い起こさせるのです。 この花はどうして一晩だけの命なのでしょうか。まさに美人薄命の理のようです。
