八ヶ岳音楽祭

alpenflora2008-10-16

13日、うす曇ながら八ヶ岳、富士を遠望する八ヶ岳やまびこホールのテラスからファンファーレがひびく、すばらしい演出でさすが総監督、細洞寛氏がトロンボーン奏者として著名な方だけあると納得。曲目は歌劇(さまよえるオランダ人)序曲、ワーグナー独特の管楽器がひびく。しかし連休のつかれで不覚に居眠り、(さまよえる信州人)になってしまいました。2曲目はモーツアルト、レクエーム、ソプラノのひびきが特に感動しました。今回はじめてフルート、オーボエがオーケストラの楽器として省かれていることを知りました。死者を追悼するための曲に華やかな音色の楽器はふさわしくない、と考えたらしい。もうひとつ驚いたことにこの曲が作曲された年、モーツアルトがなくなった年でもあるのですが1791年、日本では寛政3年11代将軍徳川家斉の時代だったのです。さらに脱線すると家斉は50何人も子供がいたそうです。 最後の曲はブラームス交響曲4番。最後の交響曲で演奏会で聞くのははじめてでした。指揮者の飯守泰次郎さんはめりはりのきいたダイナミックな指揮で感動でした。
すばらしいロケーションのホールですばらしい演奏、熱心な練習をかさねたことがうかがえる精度の高い合唱、 ブラボー。

光永武夫、(ファゴット奏者)御夫妻と八ヶ岳やまびこホール