秋の予感

サラシナショウマ   庭に出ると甘い香りがするので何かと思っていたら片隅にサラシナショウマが咲いていました。昨年は鹿に荒らされてさかなかったのですが柵をしたのでいくつか咲きました。庭仕事がにわかに忙しくなってきました。夏花壇の整理と冬にむけての植え替えが必要です。春に咲く球根(水仙ムスカリチュウリップ等)の植え付け準備にあれた地面をたがやすのです。ガーデニングという言葉が定着してから庭を楽しむ人が増加したといわれています。イングリッシュガーデンといわれてイギリスの園芸文化が知られています。もともと英国は花の原産種類が少ないところで南ヨーロッパの4000種類と比較しても半数といわれていました。ところが世界各地にいわゆるプラントハンターといわれる収集家を派遣して世界の植物をあつめました。幕末に日本を訪れたが外国人のとても素晴らしい感想がのこっています。

☆花を愛することが文化度のバロメーターとすれば日本人はすばらしい文化的な感性をもった民族である。

☆日本人は大の花好きで、それは、すべての日本人女性の名前がこの上なく美しい花からとったものであることからうかがいしることができる。

 

ところで徳川2代将軍秀忠は江戸城内に椿等を植栽してたのしんだ。また3代将軍家光は当時江戸郊外であった染井(桜ソメイヨシノにその名を残すガーデンセンターがあった)の植木屋をお忍びでたずねている。ついでながら家光は目黒でサンマを食べて味が忘れられず、 サンマは目黒に限る(落語( ´艸`)という名言をのこしています。

 

庭にうつつを抜かしているとテレビでは国葬の中継中でこれは失礼と思って作業中断してみていたらいきなり空砲がなったのでおどろきました。献花に訪れる人の列が3キロとききすごいとおもっていたら警官隊をはさんで反対側にのぼりやプラカードをもった集団が国葬反対の集まり、いやその双方の熱意には脱帽でした。上意下達にならなくてよかったのですが政治音痴の山のおやじはのんきに庭仕事をしてないでもう一度、いったい故人は何をした人なのか検証する必要があると痛感したのでした。

 

関ケ原、義に殉ず 9月15日は?

1600年9月15日 関ヶ原の戦い 有名な天下分け目の戦いで東軍の徳川家康方が勝利した日です。何回か関ケ原は行ったことがあるのですが前回はいままで行ったことがなかった大谷刑部の墓所といわれるところに行きました。西軍が負けることを予知したが西軍大将石田三成に恩義を感じて西軍に投じ激烈な戦死を遂げたといわれています。らい病を患い輿にて出陣した。茶会で病を気にせず三成が茶を飲みほしたことに感動したとの逸話がのこっている。豊臣政権をささえた有能な官僚で戦略にもすぐれていたことから、かって秀吉が100万の軍勢を預けてみたい男と称した武将ですがあまり知名度はなく出自もあきらかではないのです。山中の墓所で出会った歴女3人組はその魅力を、義に殉じた男気がすてき、といっていたのにおやじもぐっときたのでした。

ところでなんでいきなり関ケ原が登場したのか?そうです、

9月15日はなんと不肖私の誕生日なのです。○○歳になりました。もう、ろうそくの代わりにお線香をたてられてもおかしくないない年まで生きてこられたことは不思議な感じさえするのです。空襲、大病と一歩間違えると死に至る経験があったにもかかわらずよくがんばったと自分をほめてやりたい気分です。とはいっても両親、兄弟姉妹、友人、隣人たちの支えや、励ましがあったからこそということは肝に念じて生きていきたとおもっています。また営業も40年目に入り多くのお客様に恵まれたことは感謝に堪えません。来年の40周年をめざしてボケないでがんばります。おっと忘れちゃいませんか、オーマイダーリン、奥方様ほんとうにささえてくれてありがとうございます。

 

晩節をいかに

子供たちにパワーをもらいました。このところなんとなく体調がすぐれずにいたのですが大阪のK一家の登場で一気に回復しました。最近天気病とかいって気圧の変化で体調不良になる方がいるようです。山のおやじも昔から天候に敏感で低気圧が近づくと関節が痛んだり神経痛がおこるのです。幸い頭痛にはならないのですが原因がわからずかっては病院に行ったこともあるのですが最近はこうゆうものかと割り切っています。やはり同じような方がいたのだと変に安心したのです。つねずね、なんとボクはデリケートな心の持ち主だといいふらしているのですが、おかみさんはただの、お天気やさん、よなどと全然同情のよちがないのです。レミ、ミゼラブル、ああ、無情です。

オリンピックに関連して贈収賄の嫌疑で逮捕者がでています。元首相などという方も事業聴取をうけたようです。やはりというか相当な金銭が動くイベントとは思っていましたが事実だったようです。 ある方の国葬が問題になっています。次々と過去の事実があきらかになってくるのは悲しくむなしいかぎりです。銃撃という不測な卑劣な犯罪で非業の死をとげられて皆さんが哀悼の意を表したことで葬儀に関しては幕引きにすればよかったとおもうのです。国葬となるとこれは、いかがかとおもってしまいす。信仰は憲法に保障された自由ですがあくまでも人の心を苦渋から救うものでなければなりません。政治やお金と結びつくことはならないのです。誤解しないでください、あくまでも私見です。 今日はまじめなおやじの一面をみて感心してください。

功なり名を遂げた方は晩節をきよらかにすごしてもらいたいものです。

今日は寂しいです。

お客様でにぎわった夏もいつの日かすぎてこのところ天候不順で曇り時々雨の日がつづきます。久しぶりにキャンバスをとりだして先冬来書き残した絵にむかいました。ふと先日テレビで見た無言館をおもいだしました。戦没画学生の絵に特科した美術館で上田市塩田にあります。かって訪れた時夏の日で森でセミがないていて画学生達の鳴き声に聞こえたのをおもいだしました。

せみ時雨英霊たちのすすり泣き。 そのとき読んだつたない句です。

私はスケッチがすきで車にはいつもスケッチブックが載っていて無言館もかいたことがあります。油絵ははじめて10年になります。無言館の絵はほとんどが20代で戦死したかたでとても絵に対する向かい方が私の比ではありませんがテレビで見たバックの曲と朗読を思い出して思わず目頭があつくなったのでした。今日はもう描くのはやめよう。ごめんなさい、英霊のかたどうかやすらかにおやすみください。

キャンバスにおちる涙のひとしずく

 

 

秋風がふく

東京のsさん親子が姫木アルプスへのハイキングにでかけます。娘さんは生まれる前?からきていただいているにです。天候不順の予報もいつもはずれています。素敵なスマイルに雲も退散でした。   高原の夏も終わり近づきススキが穂をだしてきました。里の稲穂もだいぶみのってきました。この夏は近年になくはたらきました。コロナの関係で予約状況が不安定でお手伝いの人の手配がうまくいかずおやじの出番がましたのです。予想に反して宿泊が多くてうれしい悲鳴をあげてがんばったのです。何故かありがたいことに体の調子がよくてお掃除と炊事に精をだしました。

忙しいそのさなか朝いちばんで近隣の別荘の方から電話をいただき、主人が急に倒れました、と悲痛な声、いそいで車で 駆けつけてましたが救急搬送の結果、どうも脳梗塞らしいとのことです。先日まで健康な方でした。10歳ぐらい私より若い方です。親切とおせっかいの区別がつかないおやじを思いついてとっさに連絡をくれたらしいのです。一日も早い回復をいのるばかりです。  夫、たとえお金に不自由しても健康がいちばんだね、妻、でもやっぱりお金があったほうがいいわね、夫婦の会話がかみ合わない朝でした。

遠いウクライナではいまだ戦争のつづいています。日本では8月に終戦から77年になりました。内外300万人が亡くなったと記録されています。戦争?を知る最後の世代で○○歳の時に我が家に爆弾(焼夷弾)が落ちてあやうく命を落とすことをまぬがれたのです。その後移り住んだお長屋では隣に背中一面に般若の絵が描いてあるおじさんがいて裏の家にはにはきれいなおねいさんがいてアメリカの兵隊さんがジープでかよってきました。よくお菓子をもらいました。ご幼少の頃はとてもすばらしい?教育環境にそだったのです。ところでとなりの入れ墨おじさんの名前をわすれましたが遠山金四郎ではなかったと思います。 花いっぱいの高原でおいしい空気を吸いながらついでに残り物のエビフライをたべて皆様の健康と世界平和をいのっています。

ところでおやじ、いったいいくつになったのでしょうか。

夏の思い出

夏休みのご宿泊ご利用ありがとうござました。おかげさまで予期以上のお客様が見えてくださりました。相変わらずのコロナですが皆様マスク着用、検温にご協力いただいて無事すごすことができました。明日からまた第2弾でいそがしくなりますが元気でがんばります。 ところでお盆は日本だけでなくておフランスでもあるんですね。盆ジュール、盆ソワール、という挨拶がきこえます。 おやじだいぶおつかれのようですね。

 

原爆ゆるすまじ

8月は広島、長崎に原爆が投下されて77年になります。そしてあの太平洋戦争が15日に終結したのです。世界で唯一の被爆国である日本が現在1万発以上あるといわれている核兵器が決して使われることがないようにしなければいけません。戦争の恐怖がどんどん風化されていくことがとてもさみしいとおもうのです。涼しい高原で穏やかな日々を過ごしていると戦禍にある人々や世の中のためになにもできない、してやれないもどかしさを感じてしまうのです。

コロナキャンセルでお客様がいない昨日は讃美歌を口ずさんだり唯一知っているお経をあげたりして平和をいのるペンションのおじさんの感動的なすがたを庭でみかけたのでした。   おやじだいじょぶかな、熱でもあるんじゃないかな?

やさしい素敵なおねいさん、かわいいクルミちゃん(2歳)たちがいつまでも幸せにすごせることを願っています。