大雪

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湘南兄妹が除雪をてつだってくれました。ダンケシェーン

 

昨夜来の雪で屋根からの落雪があって玄関から出られずにくせんしました。当地としては記録的な雪で朝から除雪作業においまわされました。雪をどかすところがないくらい降ってこれ以上はもうこけっこっこうです。県北では大雪警報がでています。当地は分水嶺にあって予報がとてもむずかしいところなのです。

コーヒーメーカーが故障してブレーカーがすぐ上がってしまうのでとりあえず家庭用のを取り寄せて急場をしのいだのですが、夜間やり直したら正常に作動するのです。どこがどうなっているのか首をしねっているのです。 ちょうど故障の最中に訃報がはいりました。長年お世話になっている地元のKさんが亡くなったとのお知らせが娘さんからありました。先月元気な姿でお話したばかりなので信じられませんでした。定年後、自然観察、保護運動に尽力されていろいろご教示いただいたので残念でなりません。山野草にも造詣が深く、いただいたことがあるテイカカズラのふくいくとした香りはわすれられません。心よりお悔やみ申し上げます。

寒い夜涙のごとく雪が降る。 合掌

ロシア

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あまり雪が多いので雪だるまが3個もできました。ウクライナやスケート選手のドーピング問題などでなにかとロシアが登場するので思いつくままに名前をつけました。

左から アルコールビッチ♂ ニコチンスカヤ♀ オカチメンコ♀ 

昔々、おじ(い)さんの頭がまだ原生林のように黒髪に覆われていたころ、新宿の歌声喫茶によく通いました。(知っている人は手をあげてください、ほとんどいませんね)。そこでロシア民謡をたくさん覚えて、全がき連、の宴会の定番でした。カチューシャ、ともしび、、トロイカ、いまはほとんどききませんが時々青春を偲んでくちずさむのです。子供の頃銭湯でおじさんが頭に手ぬぐいを載せてロシア民謡を歌っていたのでどうしてそんな歌知っているの?と聞いたら敗戦でシベリアに抑留されたときにロシア兵に教わったといっていました。悠久の雪の大地に思いを馳せて今日はチャイコフスキーの古いLP をだしてきいています。そんなわけでロシアには悪い印象はないのですが他国に侵略するのはいけません。一部の為政者が権力誇示のために行動しているようにしかおもえません。ウクライナ問題、どうか平和的な解決をしてほしいのです。

 

スキー、スケートと自分がほとんどできないのでオリンピックもあまりテレビ観戦をしないのです。スノーボードでは技の解説がほとんどわからずスポーツというよりサーカスの演技のようにおもえてきました。楽しいのはカーリングです、あれならだれでもできそうだ、とおもってしまいますが実際はむずかしいのでしょうか。我が家でも漬物の重しがあるので挑戦してみてください。 パシュートは見ていて将来の我が家の情景を思い浮かべてしまいまいた。腰の曲がった妻を腰の曲がったおじいさんが押しているのです。 ああ、また雪がふってきました、 今日はいい夢をみまショウ。

 

法華寺

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諏訪大社のとなりに法華寺というお寺があります。知る人ぞしる、知らない人は知らない、という名刹なのですが諏訪大社にきてもあまり立ち寄るひとがいません。信州征伐の時このお寺での評定で織田信長明智光秀を罵倒して足蹴にしたといいつたえられています。ここの本堂(焼失して再建)での話で、どうもほんどうらしいのです。 それはそれで実はここに悲運の若き方が眠っているのです。吉良義周(ヨシマサ)です。あの吉良上野介の孫にして養子で赤穂浪士の討ち入りの時に重傷を負って、しかも働き不十分とのことで囚人籠で諏訪に護送されたのです。そして21歳の若さでなくなりました。自然石の小さな墓がたてられました。近年吉良町(愛知県西尾市)からの顕彰碑がたてられています。雪をかき分けてお参りしてきました。のちに芝居等で快挙、美談となっている忠臣蔵のかげでこんな理不尽な扱いを受けて山中に眠る義周さんのご冥福をいのり手をあわせたのでした。

 

本業にもどります。県北では大雪警報がでています。当地もこれから明日にかけてかなりの積雪がありそうです。まんえん防止がでて不要不急の外出は控えてくださいという要請の中、お出かけください、というお願いもどうかとおもうのですが例年になく雪質もよいのですがキャンセル続出で天をあおいでいるのです。お上から支援金が出るというので申請してきました。ありがたくて鼻水がでてきました。スキー場も団体が激減してゲレンデも例年になく空いています。こんな状況でもご予約いただいた方もいて感謝しています。

そういえば節分をわすれていました。いつのころからか恵方巻なるものが出現していますが毎年食べるのをわすれているのです。鬼でもなんでも来るものはコマまずです。矢でも鉄砲でも来いてーんだ、まあまあ、おじさん、そんなにやけにならないでね( ´艸`)。 昼時に2月4日は、平清盛之の命日だそうだよ、とおかみにいったらこの頃やけに耳が遠くなったようで、あなた、大盛はむりでしょう、という答えがかえってきました。ああ、年はとりたくないものです。

雷伝為衛門

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遅まきながら諏訪大社へ初詣。上社門前に長野県出身の雷電の像がたつ。197センチ、169キロと言い伝えられる江戸時代の大関、当時は横綱はなかったので最高位、あまりの怪力にカンヌキ(この技ご存じですか)、張りてを禁じられたとのいいつたえがのこる。隣町の東御市の生まれで、道の駅、雷伝としてその名をのこす。この度、御嶽海が大関に昇進したので脚光をあびている。御嶽海は木曽の生まれで実力がありながら低迷していたがやっと大関に、これから横綱をめざしてほしい。がんばれ御嶽海。

長野県も新型コロナまん延防止等重点措置、が県内全域に適用されて不要、不急の外出は避けるようにとの知事の発言がでた。2月の連休は早くからほぼ満室状態の予約状況でしたが一変してキャンセル続出、オミクロンの感染か拡大しているので各地の学校も休校が出ている。これからの予約も期待できず意気消沈、😢 おまけにガソリンが高騰していて暖房費が大変、今朝もマイナス10度、 神様、仏様、おーまいごっと。もともと暗い性格がますます暗くなっています、そいえば外も真っ暗です。この冬は本を読みまくって、絵を描いてインドア生活に徹して春をまつことにしよう。

厄退散をしずかに願う諏訪の湖(うみ)

 

諏訪大社について                               全国に1万以上分社があるといわれています。お宮が4か所あって上社には本宮、前宮、下社には春宮、秋宮があります。サルとトラの年に、御柱祭り、があってことしがその年にあたりますが自粛で開催があやぶまれているのです。記録にのこるだけで平安時代から200回以上おこなわれているのです。ルーツをたどれば縄文時代に行きつくともつたえられています。 これは、縄文だーと岡本太郎さんがかって感動していったと伝えられています。

マンボウ

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新型コロナ、オミクロンが蔓延しています。ひろがるスピードが速く重症度がすくないのが特徴だそうでまもなくピークをむかえて2月には下火に向かうという学者さんがいるのですこし緊張感が薄れているのですがやはり、外出を控えろというフレーズには宿への影響ははかりしれないものがあります。新聞にも悲鳴をあげる観光地、頭を抱えるホテルオーナー、肩を落とす居酒屋店主等の記事が連日紙面におどっているのです。いったいいつ終息するのでしょうか。我が家でも室内、手洗い、浴槽等いつもより消毒に力を入れているのです。そうだ、あなたももっと消毒しないといけないとか我が家のジェンダーフリーの旗手がのたまいているのです。

暇なときにはおじさんも教養が目覚めて読書に没頭、芥川賞の小説を読んでいるうちに穴太衆、に刺激され庭の雪を掘ってかまくらをつくったのです。冬にこんなに自由な時間があるなんてめったにないことです。あまり喜んでもいられないのですが。

ところで大相撲がおもしろくなってきました。わが長野県出身の御嶽海が優勝しそうなのです。彼は実力はあるのですがときどきむらがでるのが玉にきずで今度こそ、大関になると期待しているのです。不肖、私、相撲大好きで子供の頃は神社のお祭りの相撲大会がたのしみでした。左よつ右上手投げが得意技でした。四股名は、出ると負け、でした。

☆穴太衆  近江(滋賀県)で石垣つくりを生業とした集団で戦国時代から城の石垣つくりに欠かせない職人衆。

 

 

 

 

 

 

新年はやはり善光寺

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新年は善光寺参りときめていたのですが何かと忙しくて昨日になりました。雪の善光寺は初めてで連休明けで人出もすくなめでとても荘厳なかんじがしたのです。外国人グループが来ていて多分容貌から察してインド系の方だと思ったのですが一心に手を合わせる姿が印象的でした。今年はお願い事(この欲張りおやじめ)がたくさんあったのでお賽銭も奮発して頭もいつもより深々とさげたのです。昼食は門前の北野屋本店でおソバをいただく、旧知のおかみさんのはぎれの良い言葉に寒さも忘れてお昼を堪能、おかみは東京下町の出身なのです。このお蕎麦屋さんは100年以上つづいているのです。駐車場は本堂の裏手にあるのですがそこにいくつかの慰霊碑があります。お参りする人も少ない特攻隊の慰霊碑に新雪を踏みしめてお参りしました。寒くてさみしいでしょう、今年は遅くなってごめんなさい、やすらかにおねむりください、と思わず目頭をあつくして頭をさげたのでした。

新雪に英霊ねむる善光寺

どんと焼きと三九郎と左義長

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連休の好天の翌日は大雪で朝からがんばりましたがハイブリット、4輪駆動のおじさんもさすがに手におえず、管理事務所にSOSをだして重機で除雪してもらいました。この冬はほんとうに雪が多いのです。幸いにして体調はいいのですがこれから冬本番なのでタフマンを飲んでがんばります。一休みのお汁粉とがおいしかった。

ホームセンターへ行ったら柳の枝に、三九郎、と書いて販売していました。信州の松本から中信地方にのこる行事で、正月飾りやダルマなどを焼いて無病息災を願う行事なのです。三九郎の名称が面白いので調べてみたら、松本城、2代目城主、の康長の幼名で陰謀で失脚した祟りをおそれて燃やし始めたのがはじまりとか。どんと焼き、と称している地方もある。ところで織田信長(知り合いではありません)の小説を読むと、左義長、というのが登場します。小正月に町民と一緒に安土の城下でド派手なかっこうで踊ったのがゆらいとか。その後豊臣秀長近江八幡に安土の住民を集めてはじめたお祭り。日牟呂八幡宮のおまつりは仮装が楽しいらしいので一度みにいきたい。左義長についてお知りになりたい方はお問い合わせください。どうでもいいや、という方は無視してください。

山のおやじは何を見ても歴史にむすびつけてしまう、歴史オタクなのです。

降り続く雪に老骨悲鳴上げ。