災難は忘れたころに

alpenflora2013-03-12

最後の特別企画、お泊りの方限定、小学生以下無料です。春スキーはいかがですか。

3月から4月はもっとも印象に残るできごとがある時期です。受験、卒業、入学、転勤、人生の節目のときでいろいろなことを思い出すと胸がじん、とくるのです。早いもので東日本大震災から2年がたちました。
犠牲になられた方、心から哀悼の意を表します。合掌。いまだ3000人近くのひとが不明となっています。原発事故も先が見えない状況がつづいています。人口流失も加速して故郷がなくなってしまうのではないか、となげいている方がいました。まだまだ復興の道は遠いようです。ボランテアもすくなくなっているようですがこれだけの大災害ですから風化させず思いを継続させなくてはいけないとおもうのです。2年前の今日は長野県でも栄村で大きな地震があってこちらは狭い地域だったので復興はかなりすすんでいます。 先日は日光でM6の地震があって奥日光の旅館でかなりの被害がでたようでとても身につまされました。昔、秘湯と呼ばれたころの奥鬼怒、加仁湯にとまり山越えに尾瀬にぬけたことをおもいだしました。当時はお泊りにお米を持参したのです。災害は忘れたころにやってくる、とよくいわれていますが地震などはほんとうに突如としてきます。心しなければいけません。当地は地震がとても少ないところなので油断しないようにこころがけなければとおもっています。

地震津波は天災で避けようがない面があります。ところで3月10日は東京大空襲があった日です。太平洋戦争も末期の1945年に首都東京にアメリカ軍のB29爆撃機が来襲して10万人の犠牲者がでたといわれているのです。猛火のなかを逃げ惑う自分の姿を時々夢見るのです。我が家も焼夷弾の直撃をうけて消滅したのでした。戦争は人災で避けることができます。さけなければいけません。今、生あることの幸せをかみしめて世の平和を祈る今日なのです。万感の思いをこめてアロストロメリアの花をかびん活けました。

残雪に春のおとずれ八ヶ岳