石見銀山

alpenflora2012-04-14

春の陽気にさそわれて一部雪をかきわけて庭の整理にはげみました。あまりがんばったので今朝から腕があがらず、首もまわらなくなりました。別に借金で首が回らないわけではないのですが。外は雨から雪にかわってきました。本格的な春がなかなかきませんが庭の陽だまりではクロッカスが咲きはじめたのです。 時代小説をよんでいるとよく石見銀山がでてきます。ネズミ捕りのことを称し、猫いらずのことです。これで相手を毒殺したりするのですがほんとうは銀山ではなくて石見の国笹ヶ谷鉱山で採掘した銅に含まれる砒素をつかったのです。それは銅でもいいとして、もしかして銀のかけらでも落ちてはいないだろうか、というわけで石見銀山へいってきました。大森地区の町並みがとてもすばらしかったのです。かっては20万の人口を数えたという大きな銀山だったのです。16世紀から17世紀はじめまでは世界の銀産出量の三分の一が日本だったのです。採掘跡、龍源寺間歩に入り堀子の苦難をしのんできました。でもあなぐらはどうも苦手なのです。残念ながら銀のかけら落ちていませんでした。まだ8,9割は発掘調査ができていないとききました、これから楽しみな遺跡です。満開の桜とシックな家並みはとてもすてきでした。お願いしたガイドさんが博識、健脚でとても印象にのこりました。   銀山といえば1962年、山形県銀山温泉に1週間滞在しました。朝から晩まで、どぶねずみ、いやまちがえましたこまねずみのように旅館で働いて宿泊費を浮かせたのです。みちのくセンチメンタルジャーニーのひとこまだったのです。花も恥らう十代のことです。旅館街の奥に銀山の廃鉱があって迷子になりそうになったのです。詳しくはまた後日。写真のおじさんはガイドの石見銀四郎?さんです。

いにしえの賑わい映す桜花