サリン事件

alpenflora2009-06-29

早いもので松本サリン事件から15年がたちました。あの日のことは鮮明におぼえています。丁度我が家が増改築工事中で工事にきていた大工さんが、今朝松本でガス中毒事故があったらしい、死者もでたらしいよ、といっていたのではじめて事件のことを知りました。はじめはサリンということがわからなかったのです。犯人扱いにされた河野さんは気の毒でした。警察もなんとマスコミまでもが当初犯人と見ていました。スミチオン乳剤が玄関から見つかったなどと新聞にかかれていましたがそんな殺虫剤は家でもつかっていましたし、市販されているめずらしいものではない薬剤なのです。冤罪というのは恐ろしいものです。しかし犯罪を犯したオームの関係者の経歴をみると頭脳明晰な者が多いのに驚かされました。あまり他の雑音がはいらないうちにすっとなにやらまことめかしい教えが入り込んでしまったのでしょうか。それにしてもなくなられた方は本当に気の毒でした。遺族が事件後はじめて現場を訪れた様子が放映されていました。
あの日、街では猛烈な暑さで工事にきた職人さんたちが高原の涼しさにほっとしていたのです。セミがうるさいほどでないていました。今年はセミの鳴き声がすくないのですがどうしたのでしょうか。フタリシズカがさいています。

控えめに亡き人しのぶ蝉しぐれ 合掌