もう一つの忠臣蔵

alpenflora2015-12-12

エコーバレースキー場がオープンしました。雪不足で第8リフトのみですが好天で結構お客様がすべっていました。クリスマス寒波といっていつも大雪が降るのでその頃を期待しています。年末年始、1月連休は若干空室がございます。31日は満室となりました。
ところで12月というと、忠臣蔵です。ある種の業界では、困ったときの忠臣蔵、とかいって昔は映画でもテレビでも必ずヒットするぐらい忠臣蔵は人気があったのです。各々方、うちいりでござる、天野屋利平は男でござる。名文句がいくつかあります。 いつも思うのですがどうして吉良さんはあんな人相の悪い人物になって登場するのでしょうか、そして赤穂浪士のめんめんがみなイケメンなのはどうしてなのか?。文句をいうオジサンは、ドラマだからしかたがないでしょう、といつもたしなめられているのです。吉良上野介の息子さん、ご存じですか、むざむざと父の首を奪われたふがいなさを責められてお家断絶、信州高島藩に流されて3年、21歳の若さで世をさったのです。大石内蔵助の子、主税(ちから)は最年少で切腹したが泉岳寺で栄光のうちに眠っているのに吉良の息子さん義周(よしちか)は諏訪大社となりの法華寺に小さな自然石の墓石に参る人も少なくねむっているのです。冬に雪にうもれた墓を詣でたときには思わずむねがつまりました。 そうだ吉良にいってみよう、と思い愛知県西尾市吉良町をたずねたのでした。吉良さん、名君として慕われていました。吉良家の菩提寺、華蔵寺には村上鬼城の句碑がありました。
行く春や憎まれながら三百年。 村上鬼城については後日に。人生劇場の舞台にもなった吉良町、海もきれいでいいところです。
当地では12月14日はとても憂鬱な日だそうです。


油彩、大作にチャレンジその名も 八ヶ岳春遠望
ここで一句    すばらしい自分でほめる冬の朝。