ブラームス

三寒四温、このところ春を思わせる温かい日がつづいています。ゲレンデではスキーヤーが温かい日ざしを受けて気持ちよさそうにシュプールをえがいています。このまま春がくると思いきや明晩から寒波がきて山は雪になるらしいのです。明日から多数のお客様がおいでになるのであまり大雪にならないことをいのっています。気候の変化がはげしいのは春が近づいている証なのです。 仕事が一段落したのでコンサートにいってきました。某音楽事務所の会員になっているので案内がくるのですが大抵当日にならないと予定がたたないのです。ウイン放送交響樂団の演奏、長野ホクトホール2階A席の中央とだいたい座る場所もきめてある。S席は万一いねむりをした時に失礼という理由をつけているがじつは料金が高いのです。指揮のマイスターさんはすごく颯爽としていてすがすがしい印象でした。曲目はブラームス交響曲1番、LP,CDでは何回もきいているのですが生ははじめてでとても感激でした。ブラームスは石橋をたたいても渡らない、といわれたほど慎重な性格だったらしくこの曲の完成に20年費やしたとか、酒が好きで、一生独身だったことはベートーベンとよくにているのです。ほかにベートーベン、ピアノコンチェルト第5番皇帝が演奏されました。あのロマンローランがこの曲を軍隊行進曲のようだ、といったそうですが、皇帝という題は後日作曲家以外の人がつけたのです。演奏はシュテハンベラダー。何度聞いても元気ずけられる曲なのです。アンコールにハンガリア舞曲、ワルツ2曲。こんなにサービス精神にとんだ演奏会ははじめてで大満足で千曲川をわたったのでした。

名曲に春の川風さわさわと。