大鹿歌舞伎

alpenflora2009-10-22

顔に隈取りするとそのまま舞台に立てそうなおじさん3人組で歌舞伎見物。歌舞伎といっても山奥の日本一美しい村、大鹿村で200年の歴史がある地芝居。市場神社の境内で、もちろん地べたに座っての観劇。出演は地元住民でかってドイツ公演までした本格的なもの。全国テレビ放映の後だったせいかものすごい数の観客。10年前にいった時はゆうゆう座れたのに立錐の余地もないくらい。予約して取り寄せた弁当はおいしかったが立ち食い。主催者発表1500人、新聞報道2000人、私がかぞえたところ?では1941名でした。すごいおひねりの乱舞で南アルプスのふもとの普段は静かな山里がおおいにもりあがりました。
途中の分杭峠は渋滞していました。最近、気がでる所として脚光をあびているのです。なんの変哲もない峠なのですが。でもあんまり混みすぎてゆったりするどころか駐車をめぐり気みじかにおこっている人もいました。峠の斜面に座っていると血糖値が下がった、鬱がなおった、というのでマスコミにとりあげられたり口コミでひろがったのです。 大変だ、だんだん穴場がへってきたぞ。I氏が主役の代官とすれば私は悪役(謙遜ですほんとうは海老蔵ぐらいに思っているのです)、O氏は女形といった顔ぶれでしょうか。 それにしても大鹿村は遠いところでした。 よおー音羽屋、大統領ー

境内に子役の声に散る落ち葉。