テンニンギク 愛娘草

alpenflora2008-09-07

春に植えたテンニンギクがまだ次々と咲く。わが庭が気に入ったらしい。ガイラルデイアという難しい本名があって北米中部の原産。
最近この花を奄美で特攻花とよんでいることをしりました。太平洋戦争の末期、奄美群島、喜界島の基地から出撃する特攻隊の青年に、島の娘がわたしたとの言い伝えがあって、もらった特攻隊員が、花もいっしょに散るのは忍びない、と滑走路わきにおいていったのが根付いたとの言い伝えがあり基地跡に群生している。彼らを見送った女性のせつなさ、悲しさはいかばかりなものか。女性若手写真家の仲田千穂さんがこの花をとりつづけているそうです。特攻花はいかにも勇ましくて、悲しすぎるので、愛娘草とでもよびましょう。

南海に娘わすれず今も咲く。