特攻花

alpenflora2010-07-27

庭の、てんじんぎく(ガウラルデア)がさきました。このはなが冬の寒さに強いことは知りませんでした。1年草と思っていたのに意外でした。別名、特攻花ともいうそうです。奄美群島、喜界島で出撃する特攻隊の青年に村の娘が渡したところ花もいっしょに散るのは忍びないといって滑走路においていったそうです。その花がそのごふえて毎年咲くのでいつしか特攻花とよぶようになったそうです。じっとみていると涙がでてきそうです。戦死のことを散華といったのです。花と散るですか。なんとも悲しいはなしです。もうすぐ終戦記念日です。できることなら死を美化しないで生きることを美化したいものです。海ゆかば大伴家持もまさか自分のうたがこのように歌われるとは思ってもみなかたことでしょう。

夏空に無念の思い花と散る。