ああ殉職

東京の私鉄沿線で自殺しようとした女性を助けようとした巡査がお亡くなりになりました。女性は重症ではあるが命に別状はないそうです。ある意味で自殺は犯罪行為だと思います。どんなに周りの人に迷惑をかけ悲しませるか。カソリックでは自殺を禁じているそうです。
キリスト教徒ではありませんがこの教えは正しいとおもいます。愛する人のためにもっと生きたい、もっともっとやりたいことがある、残された者のことが心配だ、等々望まぬ形で天に召されてしまった人を多くみてきました。この世に生をうけた以上生きなければなりません。貧しさや絶望感、人の背信行為はその後にきっとくるであろう幸せのためのプレゼントなのです。 一人のおまわりさんの殉職に関心をもったのはその行為もさることながらあの交番の前に20歳前後の6年間暮らしていました。窓をあけると前が交番だったのです。駅まで2分の便利で騒々しいところでした。楽しくもほろ苦い思い出がたくさんつまったところです。 殉職された警察官のご冥福をこころよりおいのりいたします。庭では
春をまちかねたむくどりの群れが白樺の新芽をつついていました。