安曇野の秋

千曲川にそそぐ依田川がありその川岸にある喫茶店で昼食をとっていると急にスケッチがしたくなりました。このお店は島田たか子さんという女優さんが母上と営業しているお店です。笑顔の素敵な方で上田市に買い物等ででかけると立ち寄ります。え、これから、という連れの言葉をしり目に安曇野へ。お目当ては碌山美術館でだいぶ以前に行った記憶があってあの建物が目に焼き付いていました。荻原碌山は東京、中村屋でパンの販売や子守りをしながら彫刻、絵画ですばらしい作品を残し30歳の若さで夭折した方です。霧雨と紅葉のさみしい景色でしたが心が洗われるような気分でスケッチをしてお兄さんに素敵なポスター(内緒です)をいただいてきました。帰宅して油絵の下絵にとりくんでいます。ちなみに安曇野は移住希望のトップでアルプスを望み、山国信州で屈指の平地が多いところなのです。

霧雨に凛とたたずむレンガ塔

冬に備えて庭のかたずけをしていますが寒さ対策で取り込んだ花で室内がにわかにはなやかになってきました。まもなく霜がおりて雪がちらつく季節がやってくるのです。タンクローリーがきて給油をしていきました。来週は灯油があがるのでとりあえず満タンにしておきます、とお兄さん、老いるショックでのどもカラカラ、外であぶらを売っている元気もなくなりそうです。

話は突如かわりますが何を基準にして若いというのかは別として、とにかく私よりはかなり若いご近所の方と話す機会がありました。とりあえず言っておくと、この方とてもいいひとなのです。バット、知らないことでも知っているというくせがあるのです。sittakaburuとうのでしょうか。知ってても知らないふりをすることが案外人間関係で大事だとおやじはおもっているのです。 知らないのに知らないふりをする、ああ、なにがなんだかわからなくなってしまいました。それではボンソワール、おやすみなさい。