美ヶ原

alpenflora2017-09-12

晴れの一日お客様をさそって美ヶ原高原にでかけました。 世界の天井が抜けたかと思う、 と詩人尾崎喜八が詠んだ句が高原のアモーレの鐘のところにきざんであります。まさに360度の眺望はすばらしく日本でも一番山が数えられるところです。南北アルプス、富士山、八ヶ岳、東では浅間山がパノラマのように鳥瞰できるのです。信州には毎年見えているのに美ヶ原はじめてのKさん夫妻にはとてもよろこんでいただきました。マツムシソウウメバチソウハクサンフウロ等が過ぎ行く夏を惜しむかのように咲いて放牧の牛がのどかに草を食んでいました。帰宅してから夢中になって高原の情景を油絵に描きました。自分で言うのもおこがましいのですがなかなかの出来であまり熱中したので首がまわらなくなってしまいました。おかみさんは牛の絵をみて、まあー牛みたい、と頭のてっぺんから声を出したさけんだのです。首が回らないのはほかにも理由があるんだろうとは影の声です。これから秋はもっとも星がきれいなところです。  現実にもどると緊迫する世界情勢もなんのそのとテレビでは不倫騒動というのがさかんに放映されています。週刊〇〇というのもよくまめに写真を撮ったり記事をあつめるものだと変に感心してしまうのです。政治家とかタレントというのも多忙なのでしょうがよく不倫活動?に精をだせるものです。でも本業さえしっかりしていれば周りに迷惑さえかけなければ恋愛だっていいじゃないかと思ってしまうのです。不倫なんてより浮気といったほうがわかりやすいフレーズで面白いとおもいます。どっちにしても山のじい様には無縁なことです。あんな記者会見なんてばかばかしくてやめてほしい、そんならテレビみなけりゃいいのにね。
 
  草を食む牛の背中に秋の風