ハシリドコロ

alpenflora2014-08-27

まるで梅雨時のように雨が続きます。しとしとぴちぴっちゃん、しとぴっちゃん♪などとのんきに鼻歌を歌っていたらとつぜんカミナリとともに豪雨でバケツをひっくりかえしたような降り方、へんな天候です。幸いおかみのかみなりはいまのところ静寂をたもっているのですが。おじさんの朝は早い、いつも5時起床と決まっているのですが本を読もうとしたら目がしょぼしょぼして読みずらいのです。ちょうど読んでいた時代小説に眼病のことがでていました。幕末に将軍の身辺につかえた医師、土生玄堰という人物が江戸に来たシーボルト白内障の患者に治療したのを聞いて製薬の伝授を乞うとシーボルトは明かしてくれず彼の着ていた三つ葉葵の紋服がほしいといってきた。それがハシリドコロという植物であったがのちに他国の人に紋服を与えた罰で投獄される。(詳しくは津本陽、開国に) かって近くの里山独鈷山に登ったときふもとに群生していたのを目撃してハシリドコロを見たいという人を連れて行ったらあとかたもなくなっていた。カタクリもそうなのだが春がすぎると全部かれて根をのこすのです。ところでこの植物は毒草で誤って食べたたら走り回るくらい錯乱するというのでこのながつけられたのです。瞳孔が拡散するので眼病治療に用いられたのです。 ナス科の植物で別名、キチガイナスビともよばれています。私の目のしょぼしょぼはただ単に洗顔を忘れていただけなのでした。年は取りたくないものですね、何を忘れたかも忘れてしまうのです。

朗報 昨日蓼科の別荘にこられた愛知県のNさんが昼食(予約制)に見えましたが御一行の一人の方が私の絵がほしいといって購入されたのです。もちろん、デビュー2年の作品に値のつけようもないのでおまかせでした。なんと、この夏2件目なのです。あのゴッホでさえ生前1作品しか売れなかったときいています。もしかして画才があるのではないか、とてもあかるくて癒される作品ですね♡ おだてられるとすぐ木にのぼってしまう性格なので(豚もおだてりゃ木に登る)さっそく上田市の画材屋さんに運転しながらスキップをふんでキャンバスと絵具を買いにでかけたのです。

玄関のコリウスが元気です。