直木賞

alpenflora2012-02-27

ご予約状況
3月3日、10日は満室です。春休みのスキーはいかがですか。十分空室ございます。

寒波がもどってきました。朝から除雪作業をしたのですが玄関先の温度計はマイナス8度。紺碧の空に殿城山の霧氷がむひょうにきれいでした。夕方雪がふってきました。お客様のいない日は読書ときめているのです。直木賞をうけた、蜩の記、は発表とともに読み終わりました。とても感動的な時代小説でした。ついでに以前直木賞を受賞した、利休にたずねよ、(山本兼一著)をよんでいます。茶道について利休は、わざとらしい侘びや寂びではなく、桜花のあでやかさでも、冬山の寒くかじけた枯でもない、まったく別の境地である、といっています。こうなるとさっぱりわからない。別に、山里の雪間に芽吹いた草の命の輝きにある、といっている。これならなんとか理解できるのである。茶道の真髄は早春なのだ。かって東京で営業の関係で茶道の先生に入門したことがある。立ち上がる時足がしびれてよろけて居並ぶ着物姿のおねいさんの失笑をかった。3回通ってリタイヤーしました。どうも私めには大福でお茶のがぶのみのほうがあっているようでした。それにしても着物姿でお茶をたてる女性はすてきでした。そうそう小説はあと3分の1、今日中に読み終わりそうです。利休さんのことはいろいろな本で読みましたがすごい方だったのですね。


侘びさびを雪降る夜に夢想する。