秋冷

alpenflora2011-09-24

里のあちらこちらで稲刈りがはじまっています。あぜ道に車座になりお弁当を広げる光景は黄色にいろづいた稲穂とマッチしてとてものどかでほほえましい光景なのです。 実るほど頭をたれる稲穂かな、 人はえらくなるほど頭がたかくなりがちですが稲穂をみては自戒するのです。もっともいつまでたっても実りの秋をむかえられないおじさんではあるのですが。山栗がなりナナカマドの実が赤くなってきました。台風の被災地では秋を楽しむどころではないのでしょうか。雨にも負けず、風にも負けず、と詩人宮沢賢治が読んでいました。災害にまけずにがんばりましょう。ところで野菜とみそと少量の米といったように賢治さんは粗衣粗食ですごしたのですがあの高村光太郎は牛肉を食べて、牛乳を飲んで滋養強壮に心がけたようです。もっともあの時代に愛する智恵子にシクラメンを贈ったのですからかなりリッチだったのでしょう。私事ですが牛乳が飲めません、したがってヨーグルトもだめ。どうしてか、といわれても困るのです。食べ物の好き嫌いが多い人は偏屈なのだそうで、庭いじりが好きな人もがんこものが多いとか。両方該当するのに私はどうしてこんなに素直で協調性があるのでしょうか。  今朝6時に5度、とても寒い朝でストーブをこの秋はじめて使いました。富士山も初冠雪、空がきれいな季節になります。