大寒

alpenflora2011-01-23

一年で最も寒いといわれる大寒。まさにこの冬は暦の節季のように寒い日となった。日本列島がそっくり冷蔵庫のなかにいるような状況である。当地は寒い分だけ雪質がよくてゲレンデは最高のコンデションだそうです。久しぶりにCDで、日本の抒情歌というのを聞いた。いい歌がたくさんあって心やすらぐのであるが、AB、にきくと、あ、べつに短縮して言う必要もないのだがアルバイトにきくとほとんど知らない曲ということになる。Bポップ知ってますか、なんていうので、まだ食べたことがない、などと伯父さんは答えてしまうのです。故郷をはなるる唄、というのが好きなのだが、園の小百合、なでしこ、垣根の千草、、いい曲でてっきり日本人の作曲かとおもったらなんとドイツ民謡を吉丸一昌さんが作詞したのです。庭の千草、なんて曲もスコットランド民謡なんです。驚いたのは国家、君が代です。地元ミニコミ誌にコラムがあって愛読しているのですが、君が代の歌詞のルーツは江戸、大奥にあって、作曲は明治2年に英国人軍楽隊教師フェントンが薩摩琵琶歌をヒントに作曲したが節回しに威厳がないというので明治13年に海軍御雇い軍楽奏者ドイツ人エッケルトが改定したのです。あの荘厳な国家、君が代、じつはインターナショナルな曲だったのです。司馬遼太郎さんの書からの引用とありました。このミニコミ誌は別に宣伝するわけではありませんが東信ジャーナルといいます。唄もルーツや作詞作曲者や時代背景を思いながら聞くとまた違った味わいがあるものですね。