野沢菜

alpenflora2010-12-05

信州の冬の味覚、野沢菜漬け込みの季節となりました。ひと霜あたると甘みがでるといわれているので寒くならないと収穫しないのです。信州にくる前はあまり漬物には縁のない生活をしてきましたがいつのまにか冬になると野沢菜が食べたくなるのです。石の上にも3年、なんて言葉がありますが、山の上にも30年がたっているのです。ところで、野沢菜は1756年野沢の健命寺8代住職昇天端大和尚が京都に遊学したときに天王寺蕪を信州に持ち帰りました。温暖の地の野菜は寒冷地信州では根菜にならずに葉がしげって野沢菜に変身してしまったのです。葉ばかりながら冬の味覚、野沢菜として定着したのでした。健命寺の和尚も、けんめい、だったのでしょう。 もうきついから自分家(じぶんち)でつけないで漬物工場で購入しよう、というセリフをここ数年くりかえしては結局漬けはじめるのです。隠し味があるのですがそれは秘密のあっこちゃんなのです。