ランドセル

alpenflora2010-04-09

不肖、私、民生委員などという仕事を委嘱されているのです。その任に値するかどうかは別としてそれなりにがんばっているのです。きょうは順番で小学校の門前にたって登校する児童に、おはようございます、と声をかけるのです。帽子をかぶりたすきをかけて三人で約30分たっていました。僻地にいるので6時半に家をでました。朝型人間なので起きるのは全然苦にならないのですがとにかく遠いのです。ランドセルを背負った子供たちを見ていると昔を思いなんだか目頭があつくなってきました。そうだ、私は小学生のころランドセルやかばんをもったことがなかったのです。親類の同級生はきんぴかのランドセルで胸に大きく名前のはいった手ぬぐいをぶらさげていました。あちこちに焼け跡がのこる道を風呂敷をもって登校したのです。空襲でなにもかもが焼失してしまったのでした。一度ランドセルを背負ってみたかったなー。 田舎とはいえ子供たちのみなりのよさもおどろくのです。日本はほんとうに豊かになりました。子供らの幸せをいつまでもと祈る朝でした。サンシュウ、レンギョがきれいに咲いていました。さくらもまもなく満開になるでしょう。土手のあちこちで春を告げるふきのとうがでていました。

子供等の幸せいのるフキノトウ   神社でいただいたミニチュアランドセル