夜明け前

alpenflora2006-10-25

木曽路はすべて山の中。 中仙道妻籠、馬籠間を歩いてみました。妻籠宿に11時到着。まだ紅葉には早いが多くの観光客が行き来するなかを旧道にむかう。天気予報の雨が気になり足早に。途中夫婦二組、外人をふくむ若い4人ずれに出会う。はじめて藤村の夜明け前をよんで歩いたのが45年前。旧道もずいぶん整備され歩きやすくなった。そのときは恵那山にのぼり馬籠から妻籠にあるいたので今回と反対のコース。近年になって再び読んでみたが島崎藤村はやはり立派な作家だと思った。歴史、文化のとらえかたがすばらしい。読む方も少しは成長したのか。 大妻籠や馬籠宿に入る前の集落が素朴でいい。馬籠はあまりに道も家並みも整備されて何かものたりない気分になる。 前回きたときに神坂と馬籠に分村する騒ぎの最中だったがきしくも今年また岐阜県編入合併した。
その話で地元の藤村記念館、理事さんとはなしがはずんだのでした。バスで妻籠にもどる。おばさんグループの元気な会話が聞こえる。前に来たときはたしか群馬県だったのに、 それは嬬恋村です。

いにしえの旅人しのび落ち葉踏む。  写真は大妻籠です。